ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2008年7月29日

エアコンコンプレッサープーリ ベアリング交換

この車のトラブルの大本はたくさんあるベアリングです。
ベアリングが原因でベルトが切れたりするので、可能な限りいろいろな場所のベアリングを新しくしています。

テーマに使われているサンデンのSDシリーズは北米、ヨーロッパ向けの製品で部品が日本では簡単に買えません。
元サンデン社員という方が部品入手のルートを持っていらして
この方からベアリングのみ格安で売っていただきました。SDのことなら任せてくれという感じの人です。

Omega-Japan
加藤 光宏
〒460-0012
愛知県名古屋市中区千代田3-5-23
電話 052 321 8137
携帯 080 3655 7195
omega-japan@rice.ocn.ne.jp

ベアリングNoは35BD5520DL
送料込みで1870円でした。

8・32はエンジン上部にコンプレッサーがあるので冷媒を抜かず車載のままコンプレッサープーのベアリングを交換します。

まずはジャッキで上げて右タイヤを外し、フェンダー内のプレスチックカバーを取り外し、
ベルトをゆるめ外します。

次にじゃまな冷却液のリザーバタンクを外します。もちろん冷却液を抜いてからです。

 

うちのなんちゃってインパクトが入らないのでコンプレッサーブラケットのねじを外し、
コンプレッサーを(配管に気をつけて)少々上にずらします。

 

なんちゃってインパクトでセンターボルトを外し、マイナスドライバーでこじってクラッチを外します。
クラッチ板に少々傷が付きますが、これでトラブッたことはないです

 

プーリはスナップリングでとまっているので、スナップリングプライヤーで外し、
3本爪のギアプーラーをかけて引き出します。
このときに固く圧入されているとプーリーがゆがむので注意が必要です。

 

ベアリングもスナップリングでとまっているのでこれも外し、ベアリングプーラーでベアリングを抜きます。
僕が使っているプーラーは自転車、バイク用です。

外で作業していると金属部品はさわれないほど熱くなっています。
スムーズに入るようにと、新しいベアリングは冷凍庫で冷やしておきました。

抜き取った古いベアリングをあてものにして万力でベアリングを圧入します。
奥まで入ったら又スナップリングをかけ、プーリーをコンプレッサーに取り付けます。
コンプレッサーは車載のままなので万力やプレスで圧入ができません
ブラケットを固定してプラハンでこつこつたたいて少しずつ入れます。

うまく入ったらスナップリングをかけて、クラッチを取り付け
あとは元のように組み立てて作業終了です。

ガリガリ言っていたベアリング静になりました。

ホームへ