ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2008年3月6日

ナノカーボン

ちょい古のイタリア車は電気系がトラブルの元
先日もフューズの接触不良でワイパー、燃料計、油温計、水温計が動かなくなりました。
フューズがこんな になっちゃうんです。


 
ショートして短絡するのではなくてフューズの接点の接触不良で熱を持ち熔けちゃうのです。
プラスチックが熔けて盛り上がって接触不良になるのです。
20とか25Aとか大きな電流が流れる部分によく起きます。
そこでナノカーボンなる接点復活剤を使ってみました。ナノメータレベルの炭素粉末で顕微鏡レベルでの金属表面のでこぼこを
なくして接触面がより点から面になるようにするものです。
ちょっと眉唾ですが買ってみました。
1200円で0.2cc、ほんの少ししか入っていません。それを平らな綿棒のようなもので薄く塗布します。


 
購入したショップのお兄さんは懐中電灯の電池に塗っても効果が判るよと豪語するのでやってみました。
そしたらあらびっくり


 
冗談みたい、はっきりと効果が判ります。
左の写真は塗布前、撮影データはf2.8、1/143
右の写真は塗布後、撮影データはf2.8、1/1000
塗布後の方がシャッタースピード早いのに明るく写っています。

テーマには15A以上のフューズ、バッテリーターミナル、キーのメインスイッチ、電動ファンのコネクタなどに塗布しました。
車の方はすぐには効果が判りません。ほんの少しあった変化は


写真はアクセサリー電源につないでいるレーダー探知機ですが電圧表示機能を使っています。
ナノカーボン塗る前はアイドリングで14.1V〜14.4Vを行ったり来たりしますが
塗った後は14.3V〜14.6Vを行ったり来たりするようになりました。

いずれにしろフューズが熱を持たず熔けなければ効果があると言うことです。

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