ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2007年10月16日

クラッチマスターシリンダー修理

たった1800円の部品が死ぬだけで車はただの鉄の箱です。

交換するのは上右1番のマスターシリンダーの中のシールです。
赤丸の部分をばらせばマスターシリンダーが取り出せます。

注文して交換する部品はこれらです。

ハンドルコラム奥の非常に手が入れにくい場所にあるので
まずフューズボックスをカプラーすべてはずして取り出します。そうするとなんとか手が入ります。

リザーバタンク内のオイルをスポイトで抜き取ります。

それでもフレキシブルパイプをはずすとオイルが垂れるので、床に敷物を敷きます。

 

マスターシリンダーを固定しているナットの片方はリザーバタンクから来るホースがじゃまでレンチが入れにくいです。
右の写真の上部クラッチペダルと繋がっている部分のシャフトです。板型のクリップで留まっているのでマイナスドライバーでクリップをはずします。

リザーバのパイプは耐油のビニール製ですが、経年変化で堅くなり今にも割れそうです。
ホースバンドをゆるめても外れないので、リザーバタンク側をゆるめてホースごと引き出す作戦です。

が、ホースがかちかちになっていて今にも割れそうです。

で、引っ張ってみたらやっぱりエンジンルーム側でポキッと入れちゃいました。
写真の黒い焦げたようなところで折れました。

折れたので慎重にやる必要もなく、シリンダー側は鋏でちょん切ってようやく取り出せました。

 

取り出したマスターシリンダーをばらします。ゴムの蛇腹をめくってスナップリングをはずせば
中のスプリングの力でピストンが飛び出てきます。

 

ピストンのシールは摩耗して変形しています。
ゴムの粉末がオイルと混ざってクリーム状になってこびりついています。
このシールを交換して組み立てれば良いわけです。

シールをはずしてみたら割れていました。

次に、ホームセンターに行って耐油ホースを買ってきます。
今日は部品がないのでシールまでできませんがやれる部分はやっておきます。

新しい耐油ホースを針金ハンガーを使ってバルクヘッドを通してリザーバタンクを元のように取り付けます。

 

今日はここまで

翌日やろうと思ったけれど部品が夜届いたので作業は18日です。

 

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