ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2007年3月19日

三回目の車検

昨年末より仕事のの業績が最悪で車検切れしたテーマは車検費用が捻出できずほったらかしになっていました。
ここへ来てようやく車検を通すことができました。
昨年10月に車検満了日を一ヶ月勘違いしてそのときにドライブシャフトブーツは交換してありました。
今回、全体を点検してみて問題になりそうなのは
排気管さびによる排気漏れ。
排ガス。
ヘッドランプ光軸。
などでした。

排気漏れはアルミテープと耐熱パテでうめて何とか漏れをふさぎました。
そろそろ排気管全交換しなくちゃです。

排ガスは、エアフロセンサーの二次空気調整バルブを反回し開いておいて
後は当日予備検やさんで調整です。
結局何もせずそのまま合格でした。

毎回ネックになるのはヘッドランプです。
昨晩最後の調整でいじっているときやっちゃいました。

光軸高さ調整ねじのジョイントはすでにおれていて上の写真のように対策してあるのですが
(折れた爪を瞬間接着剤で止めて、上から極細のタイラップを三本締め付け、その又上から接着剤で固めます)
トランク加重時のヘッドランプオートレベライザーのアームの方を折っちゃったのです。

このちゃちなプラスチック部品が死ぬだけで車検がとれません。
結局、おれた部品を取り出し、最初はプラリペアで再生を試みますが、取り付けして調整したらまたポキッと折れちゃいました。
次にドリルで穴を開けて、そこにアームと似た形状のボルトを埋め込みました。

これで何とかOKになりました。作業終了したのが深夜の3時半でした。

何とか光軸調整できるようにして予備検に持って行きましたが、光軸の高さを上げることができず、予備検屋のお兄ちゃんとても苦労していました。
調整できてもすぐに狂っちゃうのです。うまく決まったところで作業終了。
ショックを与えないようにそお〜っと検査コースまで行ってくださいといわれ、その通りに検査へ。
平塚の湘南ナンバーの陸運支局は正門目の前が予備検屋なのでこの点楽です。
光軸調整の際、テーマのレンズは焦点が二重になるためその分光が一点に集まらず、車検場の検査機がうまく作動せず、不合格になることがあるそうです。
今回は二重になるもう一つの焦点を絆創膏で消してくれました。

サイドスリップ

トーインをいつも上記のイラストのようにして計測して調整します。
車をフラットな場所に駐車して、タイヤの前後の同じ高さのところにガムテープを貼りタイヤの中心に印をつけます。コーヒー缶が最適な高さです。
この印をつけたところの左右の距離を前後測ります。前後で同じ数値ならトーインゼロです。
こんな調整でもちゃんと直進性もあってなかなか良いのですが、予備検屋さんでサイドスリップをテストすると必ず不合格します。
そして合格するように調整してもらいますが、そうすると
直進安定性がかなり悪くなるのです。
どうしてかなあ?

とりあえず4ヶ月ぶりにテーマに乗れるようになりました。
パンダもいいのですが、やっぱりテーマはいいです。


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