ランチア・テーマ修理日記
LANCIA THEMA TURBO 16v
2006年10月9日
オイルパンとドライブシャフトブーツの交換
以前オイル交換時にドレンのメスネジ部分が割れてそれを超強力な接着剤で治していました。
でも今回車検で接着剤での補修は通らないだろうと思い、LTOCのO氏に頂いたオイルパンに交換することにしました。
ジャッキで上げてオイルを抜いてエグゾーストパイプをはずします。
その他フライホイールカバーなどもはずします。
オイルパンを固定している多数のナットをはずしますが
ぐらぐらするだけでオイルパンそのものを取り出せません。
外側ではサブフレームに引っかかり、内側ではストレーナーで引っかかっています。
結局、エンジンマウントをゆるめて、ジャッキでエンジンを可能な限り上げて
それでも抜けないので少し空いたすき間からストレーナーだけを取り外し、
ようやくオイルパンがはずせました。
接合面に液状ガスケットを付けて固定します。
パーマテックスのウルトラカッパーを使いました。
オイルパン交換でジャッキアップしたところ重大なトラブルを発見しました。
両輪のドライブシャフトブーツがやぶけてフェンダー内にグリスが飛び散っていました。
そんなに高い部品じゃないのですぐにガレイタに注文、翌日到着したのですぐに交換しました。
修理のキモはドライブシャフト外しです。
デフ側は6本の6ミリアーレンキーでとまっています。
ハブ側はこの車すべてのネジの中で最も高いトルクでナットが締めてあります。
両方をはずしてショックアブソーバーの下側ボルトをはずすと
するりと抜くことができます。
ニッパーでブーツバンドを切り、ブーツを剥がします。
デフ側(イン側)のスプリングワッシャをはずすとジョイントがはずせます。
ボールがバラバラにならないように注意が必要です。
ばらして洗浄したら必ず同じ場所にボールを入れて組み立てなければなりません。
今回は洗浄はせずグリスを極力拭き取り新しいグリスを入れました。
使ったグリスはホームセンターに売っている汎用のリチウム系で二酸化モリブデンを混ぜたタイプです。
新しいグリスを入れてブーツを取り付け、バンドを締めて固定して完成です。
これを左右2本やります。破けていないブーツもありましたがイン&アウト4カ所すべて交換しました。
取り付けは組み立ての逆です。新しいブーツに傷つけないように注意して取り付けます。
足回りの重要な部分なので、ショックのボルトやセンターナットを規定のトルクで締めます。
はみ出たグリスや各部を綺麗にして完成です。
いや〜これで車検もOKだと思っていたら
車検の日付を一ヶ月間違えておりました。急いで作業して馬鹿みたい、、、、、、