ランチア・テーマ修理日記
LANCIA THEMA TURBO 16v
2006年1月7日
大トラブルからの脱出 後日談
修理が完了して数日後またトラブルに見舞われました。
排気管からの白煙がすごいのと、ヘッドカバーがオイルまみれになりプラグホールにオイルが溜まってしまいました。
ヘッドカバーのオイルまみれは最初カバーのガスケットからかと思い、
増し締めしてみたけれど解決せずエンジンをかけながら様子を見ていたらオイルフィラーキャップからはねるようににじみ出ておりました。
フィラーキャップのOリングが経年変化で劣化して硬化、ひび割れもありパッキンとしての役を果たさなくなっていたようです。
それにしてもフィラーキャップからオイルが飛び出るのも変だなと思いながら白煙をどうしたことかと悩みました。
原因はオイル下がりでヘッドオーバーホールの作業ミスと思い、もう一度ヘッドを降ろすのかとちょっとへこんでおりました。
横須賀のホームセンターにOリングを探しに行き、ちょうど良い物が39円で手に入りました。(部品で取り寄せると500円ぐらいです)
ホームセンターのパーキングでOリングを交換、オイルの漏れは止まりました。が、
白煙がますますひどくなってきます。まるで煙幕張って走っているようです。
困り果てて帰宅、オイル下がりだったら始動時に異常に白煙が出るはず、
今回の場合は冷間の始動時は白煙が出なかったのです。
WEBで似たようなトラブルをいろいろ調べてみると、どうやら白煙はターボからのようです。
今日、原因を突き止め対処したらぴたりと治りました。排気の臭いもまともな物になりました。
原因はこういうことです。
ブローバイホースがひん曲がりつぶれたため、ブローバイが抜けず、
クランクケースの内圧が上がりタービンのオイル経路からオイルがあふれ出て排気にまわったようです。
ヘッドカバーからオイルが吹き出るのもこれが原因で、劣化したOリングだったからまだそこから圧が抜けて白煙が少なかったところ、
Oリングを交換したのでクランクケース、ヘッド内の内圧がより上がりさらに白煙がひどくなったのでした。
オイルがフィラーキャップからあふれ出るなんて普通はあり得ないです。
ターボ車の白煙の90%がこれが原因だそうです。
ブローバイの配管を見るとエアがインテークに戻るパイプが見事に折れ曲がっておりました。
もう一つ原因があります。ブローバイホースが曲がってつぶれるだけでなく、
ホースの中とブローバイオイルエアセパレータの中は以前入れたコンプブーストがたっぷりと溜まって凝固しておりました。
プラグホールから入れたコンプブーストはシリンダーの壁には付かずピストンリングからクランクケースに入り最終的にブローバイの回路の中でとどまったようです。
ブローバイオイルエアセパレータの中、まさにこの色はコンプブーストのチーズ色
ブローバイ関係のパイプを皆ばらし、パーツクリーナーで洗浄して、今度は曲がらないようにパイプを少々短くしてセッティングしました。
無事に白煙も止まったので最後に圧縮を測定してみました
1 番 2番
3番 4番
4番が少し落ちますがほぼ4気筒そろいました。10ちょっとしか無かった2番も12以上に回復しました。
大トラブルすべて解消です!終わり!