ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2005年4月10日

エアコンまたまたトラブル

暖かくなってきてエアコンを作動させたところ、コンプレッサーが動きません。
昨夏、いろいろ調整してエアコンは完調だったのにまたまたトラブルです。

家に帰っていろいろいじってみるとどうしてもコンプレッサーが回りません。
マニュアルを見るとガス圧が低すぎてもコンプレッサーのマグネットクラッチ用のリレーが作動しないと書いてあります。
ガスの状況を調べてみると
なんと
空っぽ!!!!

どこからか少しずつ漏れていたのでしょうか?
とりあえず家にR-12互換のガスが二缶あるのでチャージしてみることに。

チャージするにしてもコンプレッサーが回らないのでは話にならないので
マグネットクラッチ回路を直結にしてみることにしました。

エアコン関係のリレーは助手席左足元のカーペットを剥がすとそこにあります。
リレーが二つあって一つはラジエーターファン用、もう一つがコンプレッサーのマグネットクラッチ用です。
最初に電源が来ているかテスターで調べて、12V来ていることを確認、その後
電源が来ている赤い線と、リレーのあとマグネットクラッチに繋がる黒緑の線をピンセットでショートさせてみます。

エンジンをかけてこの二つの線をショートさせると見事にクラッチ作動してコンプレッサーが回り出します。
ガスが空っぽの状態でコンプレッサーを回すとオイルが無い状態で回すことになり
傷むのですぐに止めます。(エアコンガスの中には潤滑用のオイルが混入してあります)

ガスを低圧側のバルブにセットして、エンジンをかけ、端子をショートさせます。
するとガスがどんどん入っていきます。

2本まるまる入れたところで配線を元に戻しエアコンを作動させてみると
冷たい空気がちゃんと出るようになりました。

リキッドタンク(リキタン)の目視用の窓をみると冷媒がちゃんと流れていることが判ります。

テーマのエアコンは500グラムの冷媒が入ります。
今回は2本しか在庫がなかったので400グラム入りました。
早速ヤフオクでR-12互換のガスを注文しました。

ストップリークという空気中の水分にふれて固まる漏れ留めのケミカルもあるのですが
リキタンの中に湿気があると逆にここで詰まってしまいます。
このケミカル使うにもリキタンは新しくないとだめなのです。
フィアットのパーツリストを見るとリキタンは4万円以上します。

いろいろ悩んだのですがガスを買うぐらいのお金しかないので
この状態で少し様子見です。

本来は蛍光材入りのガスを入れて漏れている場所を突き止めて、そこを修理、
その後真空引き(配管内を真空にする、湿気のある空気を無くします)をして
それからガスチャージが正しい修理法です。

ホイール塗装

一月からちまちまやっていた夏タイヤのホイールの塗装も無事終了しました。
スタッドレスを脱いで夏タイヤに履き替えました。


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