ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2005年4月6日

最近の作業、ケミカル、小修理、磨き

僕のターボはこの冬、冷間時の始動がどうも調子悪く、エンジンがほんの少し暖まるまで一気筒爆発しないのです。
火花はちゃんと出ているし混合気もOKです。残るは圧縮圧力?

そこでコンプレッションゲージを購入して(もちろんヤフオク)測定してみました。

2番シリンダーだけやけに低いです。
数値が二桁割ったらオーバーホールだそうですが、そこまで行かないとしてもちょっと不安です。

原因はピストンリングの摩耗とタペットクリアランスが大きすぎる等が考えられます。
ピストンリング交換は僕のレベルのDIYでは無理です。

お店のお客さんのアドバイスで添加剤を使ってみることにしました。
古いエンジンにはテフロン系のマイクロロンのようなものより二酸化モリブデンがいいだろうということで
スミコ(住友鉱産)のモリブデンをエンジンオイルに添加しました。

すると入れただけでアイドリングが少々上昇。体感ですがエンジンがなめらかになりました。
気温が上がってきたせいもあるでしょうが、始動時の爆発も少しスムーズになりました。

でもまだ納得できません。

悩んでいたらLTOCのメンバーから
コンプブーストというケミカルがあることを聞きました
古いエンジンには効果があるようで、早速ヤフオクで購入。


一気筒あたり10cc必要で一瓶60cc入っています(6気筒エンジンを処理できる)
とりあえず問題の 2番シリンダーだけ処理してみます。

処理は、プラグを外し、プラグホールからスポイトで直接シリンダー内に入れます。
入れたあとセルで軽くチョンチョンとクランキングさせて
その後、プラグを取り付けて15分ほどアイドリング。
白煙が沢山出ます。
その後は3000回転以上回転を上げずに100キロほど走行します。

これで終わりです。

2番の結果は

10.8kg/cm2 〜 11.3kg/cm2

ほんの少し上昇しましたがエンジンブロックの温度による誤差のような気がします。
大して効果は無いようです。

しかし始動時の爆発不良はあまりしなくなりました。(気温のせいかなあ?)

今一度今度は全気筒に処理してみることに

結果は

2番は相変わらずですが、不思議なことに他の気筒は数値が横並びになりました。
3番などはかなり数値が上がっています。

う〜〜〜んこのケミカルお勧めできるかどうか微妙なところです。

次はシム調整してタペットクリアランスを何とかやってみます。

小修理

ボンネット磨こうとウォッシャーノズルを外したらパイプがぽきっと折れちゃいました。
前回も折れてエポキシで修理したのですがなにせ石けん水が通るところ
接着はもろもろになっていました。そこで強力なゴム系の接着剤で固めました。

 

今度は大丈夫そうです。

もひとつ、リアドアが開かなくなりました。ばらしてみるとリンクがはずれてドアの底に落ちていました。
はずれ留めの樹脂が付いているのですが摩耗でゆるゆる、はめてもまたすぐはずれてしまいます。

結局細いタイラップを穴に一緒に通して固定しました。これで落ちません。

磨き

ボディ全体が砂と塩でぼろぼろ、塗装を一皮むくことにしました。

 

まずコンパウンドシートでごしごし、左上の写真のようになります。
水洗いしてから超微粒子の仕上げようコンパウンドをかけます。
右上の写真が仕上げコンパウンド後です。

 

それからブリスで表面処理をします。(左上)
最後にネルのファブリックで磨きをかけると右上の写真のように鏡のようになりました。

今回はボンネットだけでしたがちまちまボディ全体やります。


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