ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2004年9月28日

ABS修理とリアブレーキパッド交換

以前チェックして直したABSが最近調子悪くエラーばかりでていました。

エンジン始動直後ブレーキをかけるとダダダダッとABSが作動します。
しばらく走るとテストモードに入ってエラーがでてABS機能が停止します。

これは原因としてテストモードに入る前には正常に機能して、どこか一輪回転パルスがコンピュータに入らず
タイヤがロックしていないのにロックしている情報が入り、アクチュエータが作動していると考えられます。

先日女房に運転してもらって助手席ダッシュボード下にあるABSコンピューターの配線を外して
各車輪パルスがでてコンピュータに来ているかどうかチェックしました。
すると右後ろのセンサーからパルスがでていませんでした。

リアのブレーキパッド交換と同時にこのセンサーを調べることにしました。
このセンサー、電磁誘導の原理で磁性体がセンサー間近を通過するとACパルスを発電します。
このパルスでタイヤが回転しているかどうかをコンピュータが判断します。
実際にセンサーを外して端子をテスターにつなぎ(ACパルスモード)
センサーの側でドライバー等を振るとパルスがでているのが判ります。

ケーブルの断線の可能性もあるのでケーブルを新しく作り直してみました。

 

異常のあるはずの右後輪のセンサーですが外して実験してみるとちゃんとパルスは発電しています。
しかし取り付けてみて後輪を回してみると パルスは発生しません。

もう一度外して近くで(ほとんどふれるぐらい)ドライバーを振ってみると
やっぱりちゃんと発電します。

どうやら取り付けのギャップが大きすぎるようです。
たぶんこのセンサー磁気が弱ってしまっているようです。内部が錆びたかしているのかも。
僕のフェイズ2はセンサーのギャップは調整できないようになっているので
どうやらセンサーを新しいものにしなくてはならないようです。

早速以前ファンモータを購入した中古部品屋さんに問い合わせをしました。

ABS修理は今日はあきらめて後輪のブレーキパッドを交換しました。
後輪のピストンはサイドブレーキをかねているのでピストン戻しツールが使えません。
SSTかラジオペンチでピストンを回してやります。
するとピストンが戻っていきます。
ダストブーツのゴムがピストンに固着して破けそうなのでシリコンスプレーをブーツにふぃて作業しました。

テーマを購入したとき足回りとフロントブレーキを交換したのですが
リアはまだまだ行けそうだったので何もしませんでした。

でもこの二年でかなりすり減りました。

厚さはぎりぎりでしたね。
交換したパッドは純正品ではなくOMPの製品です。
以前ヤフオクで4000円で落札したものです。

慣れというのは恐ろしいもので
ピンにボルトを固定するときめんどくさいのでインパクトを使ってしまいました。
インパクトは締め込みに使ってはいけないのです。
案の定、ボルトが折れてしまいました。
折れたボルトを抜き取るのにまた一苦労。
判っているのにやってしまう懲りないDIYです。
我ながら情けなくなりました。

でも何とか完成、予備ボルトがあって良かった。

取り付け直後はサイドブレーキが思いっきり高く上がってしまいます。
エンジンかけてフットブレーキしっかり踏んでやると
ピストンが適正な位置になり、サイドブレーキもほどほどの高さで効くようになります。

今日はここまで。


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