ランチア・テーマ修理日記

LANCIA THEMA TURBO 16v

2004年6月17日

やっぱりエアコンが part2

一昨日のファンスピードレギュレーターのみの交換ではだめでした。
炎天下駐車時、エンジン再始動するとやはりファンが回りません。

思い切ってファンを交換することになりました。

久々の大仕事です。
最初は作業しやすくするために。ボンネットを外しました。
初めてボンネットを外しましたが思ったより簡単で取り付け、調整も簡単でした。
エンジンルームいじるときはボンネット外しは必須ですね。明るいし作業効率非常によいです。

次はワイパー外し。
テーマの運転席側のワイパーはダブルアームでサブアームの取り付けに工夫があります。
メインアームを外したらたらアームをぐるっと下に回して
矢印と切り欠きを合わせるとサブアームの取り付け部がすっと抜けます。

カバーを取り外します。カバーの下はドロドロでした。錆がないだけラッキーでした。

外したカバーは風呂場でジャバジャバ洗ってつや消しブラックで塗装しました。

ECU(デジプレックス)ユニットを外します。ケーブルはそのままです。

ワイパーのユニットをモーターごと外します。
ワイパー付け根のボルトと内部ユニットに三カ所ボルトで止まっています。
引っ張ったり押したり、知恵の輪やるみたいにがんばって取り出します。

次にエアコンエバポレーターの取り付けボルト2カ所を外します。
ボルトを外してエバポレーターのユニットを少々自由にします。ガスは抜きません。

次にヒーターユニットに繋がる2本のパイプを外します。このとき冷却液が少々でます。

そうするとファンモータユニットがだいぶ自由になります。
エバポレーターユニットの後ろ側ブレンドフラップのコネクター部分を外します。
車内のモーターとピアノ線で接続しています。

その他のハーネス類をすべて外して、ファンモータの一番下、左右に簡単な爪で引っかけてあります。
それを長いマイナスドライバーをあててゆるめます。

するとだいぶファンモーターがゆるむのでまた押したり引いたりして抜き出します。
バルクヘッドもゆるめておくと楽です。

外したら底はゴミだらけ。

ドライバービットと小さなボックスレンチ、ねじ2本がここから見つかりました。

排水パイプはドロドロの落ち葉が詰まっていました。

外した調子の悪いファンモーターはブラシ部分がかなりすり減っていました。

組み立てるときに、ファンモータユニットのブレンドフラップのピンが折れているのを見つけました。
古い部品を使おうかと思ったらこちらも反対側のピンが折れていました。

結局、下の写真のように細いボルト・ナットで再生しました。

組み立てはばらしたときの逆を慎重に行うだけです。

完成です。今回はばらしたついでにワイパー、カバーなど塗装もしました。

綺麗になりました。

12時に始めて17時に終了しました。

疲れた!

今日は比較的涼しかったので炎天下の不作動をチェックできませんでしたが
夕方出かけたときは快適にファンは回りました。


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