フィアット・パンダ修理日記

FIAT PANDA 4X4 i.e.

2007年6月19日

ドライブシャフトブーツ交換

板金が終わりさあそろそろ引き渡しをしようかと思ったら
あららシャフトブーツが破けてアクスルがグリスまみれになっているじゃありませんか
仕方なく引き渡しを延期、部品を注文して交換作業です。

この作業の肝は、センターナット外しです。テーマのようなベンチレーテッドディスクだと
ディスクの隙間にドライバーさして回り止めにしてナットをゆるめるのですが
パンダはそれができないのでブレーキをかけてナットをゆるめます。
でも一人でどうやるか?

最初はミッションオイルのドレンをあけてミッションオイルをすべて抜きます。
抜かないで作業するとドライブシャフト外したとたんにドバーってオイルまみれになります。

そう、鉄の棒(スキーのストックとか)でシートバックを調整してブレーキを踏むのです。

 

ナットのゆるみ止めの折れている爪を元に戻し、インパクトでがんがんたたくと外れます。
ショックとの連結部分のボルトも外すとドライブシャフトがアクスルから抜けます。
抜けたら奥のミッション側のボルトを3カ所外します。ありったけのエクステンションつけて回します。

 

古いバンドをニッパーで切ってブーツを外します。
ジョイントの部分がじゃまでブーツが脱げないのでジョイントを外します。
スナップリングでとまっているだけです。
パンダのイン側のブーツはおもしろい構造でシャフトとともに回りません。
シャフトにベアリングが着いていてここにブーツの先端をはめ込みます。
今回はブーツのみの交換でベアリングはそのまま使います。
ベアリングにはめ込むときサイズが大きいのでどうやってはめ込むか迷いましたが
ブーツはゴム製!ちゃんとびよーんと伸びます。
ブーツがはまったらバンドを締め付け、(簡単です、引っ張って折り曲げてポンチを打つだけ)完成です。

ブーツを交換し終わったシャフトを元のように組み直して完成です。
今回はミッション側だったのでグリスは入れません。
左ハンドル運転席側のシャフトは短く曲がる角度もきついので破けやすいです。
今回は両方のブーツを取り寄せましたが右側はまだ破けそうもないので作業しませんでした。

これですべての作業終了。パンダは新しいオーナーの元へ旅立ちました。

パンダ日記はこれでおしまいです。

 


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