フィアット・パンダ修理日記

FIAT PANDA 4X4 i.e.

2006年8月29日

エアコン大失敗

ようやくエアコンのガスも届き材料がそろったのでガス入れをしてみようと思いました。
配管内を洗浄して空っぽの状態になったのでオイルを2本ほど入れます。
ポンプで真空引きをして2本オイルを入れてみました。

するとコンプレッサーあたりからシューっというガスが漏れる音。
真空引きの時は気がつきませんでした。
どう考えてもエアコン配管からの音、この状態で冷媒を入れても一晩で抜けちゃいます。

あきらめて原因を探すことに。

またまたジャッキアップして、エアクリ、インジェクション、オルタネータとはずしていきます。
もうオルタネータはずすの嫌だなあ。ものすごくベルト張りづらいのです。

コンプレッサーにたどり着くとまだシューッと言っています。
どうやら高圧パイプの取り付け部あたりから聞こえます。
あきらめて一旦配管を外し、コンプレッサーを取り出します。

結局コンプレッサーをばらしてみることに。
このコンプレッサー、佐島の昌ちゃんの事故車から取ってきたもので
事故直前までエアコンは快適に動いていたというので
特にチェックせずポン付けしたのでした。

ばらしていくと原因がわかりました。
前回取り付けするとき長さの違う低圧側のボルトと高圧側のボルトを 間違えて締めたのです。
高圧側の方が短いボルトなのに長いボルトで締めちゃったのです。
その時ちゃんと締まらなかったので間違いに気づいたのですが
これが原因でした。

長いボルトが突き抜けるように高圧側のケースにヒビが入っていました。

コンプレッサーばらしたので新旧良さそうな部品を使い
ニコイチにして組み立てます。
この際だからバラバラにして
各部のチェック、と洗浄します。
便宜的にオリジナルに付いていたコンプレッサーを旧型
昌ちゃんからもらったものを新型とします。

まずはバラバラに

プーリーのベアリングは旧型は死んでいてキコキコ異音がしましたが
内部はどちらも同じ程度の摩耗でした。

ガス漏れがおきやすいシャフトのシールをみてみると

 

新型の方、ゴムの削れカスのようなものが出てきました。そしてシールは見事に割れていました。

 

シールは新しいものと交換して組み立てます。

 

シリンダーの高圧側です。洗浄して組み立てます。金属のガスケットはそのまま使います。

 

バルブのユニットを取り付け、旧型から移植した割れていないケースを取り付けます。

 

低圧側のヘッドを取り付けてクランクが回るのを確認、本締めして
コイル、プーリー、クラッチと取り付けて完成です。

ばらすのに普通の工具じゃ固くてゆるまないのでインパクトを使いました。

コンプレッサーを元通り車に納めて、
オルタ、インジェクション、エアクリと元通り組み付けて
今日は終了。

炎天下ものすごく日焼けしちゃいました。

今一度オイルを買ってきて注入、それからガス入れです。

今日は疲れた!


ホームへ