フィアット・パンダ修理日記

FIAT PANDA 4X4 i.e.

2006年8月26日

OHその後とエアコン

オーバーホールが無事終わって、エンジンも動くようになりましたが
いくつか不具合があります。

一つはアクセルオフでエンストすることと
一つはエアコンが死んでいることです。

エンジンをかけるとアイドリングするのですがふかしてアクセルオフにするとすとんととまってしまいます。
エンジンが動いている間やけにヒューヒュー言うので
どこかでエアを吸っているのかな?と思いもう一度調べてみました。

するとインジェクションのユニットにバキュームのパイプが3本出ていて
一本はエアクリーナーへ
一本はディストリビュータの進角装置へ
もう一本が何処にも繋がっていません。

どうやらここから思いっきりエアを吸い込んでいるみたい。
適当なパイプを折り曲げて繋いでみました(メクラ蓋の代わり)

するとどうでしょう。アクセルオフのエンストが一切なくなりました。
アイドリングもめちゃ安定してヒューヒュー音も無くなりました。

もしかしてここからエア吸っていたおかげでECUは沢山ガソリンを送り燃費が異常に悪かったのかもしれません。
OH前は1000ccのくせにリッター6キロ台
OH後リッター8〜9キロになりましたがまだこのクラスのエンジンとしては悪燃費。
このメクラ蓋以降燃費がどう変化するか楽しみです。

エアコン

もともとエアコン(厳密にはクーラー)ついていたのですが、ガスが全く入っておらず
代替フロンを2本ほど入れてみましたがコンプレッサーが動く気配は全くなし、
コンプレッサー直結してやると動くのですが冷えません。
さらにコンプレッサーはギコギコうるさいです。ベアリング死んでいます。

このままでは仕方ないので佐島に住むパンダ乗りの昌ちゃん宅に置いてある事故車からエアコン部品一式&その他もらってきました。
もらったのは
コンプレッサー
リキッドタンク
エバポレータ&エキスパンションバルブ
エアコンアンプ
インパネ一式
ハンドル
などなど。

 

新旧部品です。左はコンプレッサー、右はリキッドタンクです。

とりあえず一式交換&配管洗浄しました。

先ずはコンプレッサー交換。
エアクリーナーはずして、インジェクションのユニットはずして、バッテリーはずして、
インジェクション&燃ポンリレーの束をずらして、オルタネータはずして
ようやくコンプレッサーにたどり着けます。
上から一箇所、下から二箇所で固定されています。
ホイホイ作業したので写真はありません。

 

次はバンパーはずしてコンデンサーをばらします。
バンパー外し、これが結構めんどくさい。
右側は良いのですが左側のボルトの所にキャニスターが共締めしてあって
工具を入れにくいのです。

コンデンサー内と配管パイプ内をパーツクリーナーで洗浄します。
配管継ぎ目も磨いてOリングも新しいものに交換します。

 

バンパーをはずすついでにしょぼいホーンを取り替えました。
セコハン市場でバーゲン品だったフランスのKlaxonのホーンです。
黒塗りのセダンって感じの音になっちゃいました。パンダらしくない?

 

最後は車内のユニット(エバポレータ、エキスパンションバルブ、ブロアファンが一体になっている)を交換。
もらってきたユニットのエキスパンションバルブも一旦はずして詰まっていないか確認してから組みました。

室内のインパネ類をすべて取り去ったので、新しくもらってきたインパネと交換しました。
元々のは接触悪い電球を点けるためにボクがバン!て叩いて割れちゃっていたのでした。

ハンドルも少々年式の新しいウレタンのものに交換しました。

最後に高圧、低圧双方のサービスバルブの虫を新しいものに交換しました。

さあ、このあとはガスを入れてみないと動くかどうか判りません。
昌ちゃんの事故車のエアコンは事故する直前までちゃんと動作していたそうです。
これで動かなかったらハーネスに問題有りです。

もらってきたコンプレッサーが結構元気なものだったので
プーリーのノイズがほとんど無く
静かなエンジンに変身しました。

次回はガス入れです。夏が終わっちゃうなあ。


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