フィアット・パンダ修理日記

FIAT PANDA 4X4 i.e.

2006年8月9日

ヘッド組み立て

シムが届いたので調整をしてヘッドを組み立てます。

クリアランスの許容範囲は3.2〜4.7mm±0.05mmです。
この数値が出るようにシムをとっかえひっかえ組んだりばらしたり繰り返して調整します。

今回一番排気と二番排気のバルブシートが異常に深く削れていて(他のシートに比べて)
以前付いていたシムではクリアランスがゼロになってしまいます。
3.9mm台のシムから一気に3.6mmのうすいシムに変えてようやく規定のクリアランスが得られました。

パズルが終了したので組み立てます。

 

カムシャフトのオイルシールは新品に交換します。
オイルパイプを一緒にベアリングを締めていきます。

 

サーモスタットも新しいのを購入したのですが、付いていたものがまだまだ使えるので交換せずそのまま使います。
紙ガスケットがないので液状ガスケットで取り付けます。もちろん取り付け面はしっかりと脱脂します。

 

ディストリビュータのとりつけ。
取り外すときに位置がわかるように傷つけておいたのでその通りの位置に取り付けます。

 

オイル経路のメクラ蓋。
カムスプロケット取り付け。

 

インテークマニホールド取り付け。
ガスケットは新しいものがイタリアからのパッケージに入っていました。
インジェクターのユニットは付けちゃうとプラグが取り付けづらいのでヘッドをシリンダーブロックに乗せてからにします。

ようやくヘッドのオーバーホールが終わりました。


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