フィアット・パンダ修理日記

FIAT PANDA 4X4 i.e.

2006年8月3日

クラッチ&エンジンおろし

適合品のクラッチキットが届いたのでクラッチを取り付けます。
摩耗しているクラッチカバーとクラッチ板は新品とずいぶん違います。

 

傷んだ方はリベットの頭まで削れています。このせいでフライホイールまで逝っちゃっています。
新しい方は緩衝スプリングが違います。

 

本当は機械で面研してもらった方がよいですが、お金がないのでやりません。
荒めのバルブコンパウンドと鉄片で一皮削りました。ちなみに新品のフライホイールは32000円です。
右の写真は取り付け後です。

 

新旧クラッチカバーです。左はレリーズベアリングがあたるところかなり摩耗しています。

準備ができたらフライホイールに取り付けます。

 

センター出しはソケットにセロテープです。

フライホイール取り付け前はこんな感じでした。若干オイルのにじみが出ています。
本当はシールを交換したいです。

クラッチとミッションはここで中断、エンジン本体の方へ移ります。

 

エンジンオイルを抜いて、エアクリーナーをはずします。

 

バッテリーをはずしてオルタネータの取り付けをゆるめます。

エアコンのコンプレッサーもはずします。このボルトがはずしにくい!
コンプレッサーとオルタネーターのベルトをはずして本体も取っちゃいます。
コンプもオルタもオーバーホールします。

 

バキュームやら燃料パイプやらケーブルやらいろいろはずします。

こちらのバキュームホースはブレーキのブースターに繋がります。

アクセルケーブルもはずします。

冷却液を抜いて、ホース類もはずします。

 

ヘッドカバー外し、タイベルカバーを外し(ボルト三カ所)てタイベルをはずします。
クランク側で一番上死点を合わせてやるとなんとカムが2〜3コマずれています。
エンジン不調の原因はバルタイの狂いかしら、それにしてもエンジンかかっちゃうモンなんですね。

 

クランクプーリーがタイヤハウスから見えないのでエンジンマウントをはずしてエンジンを下げます。
パンダはマウント三カ所で内二カ所はミッション、エンジンは一カ所でとまっています。
ミッションをはずしているので一カ所のみでぶら下がっているのでした。
ジャッキで支えていたのでとりあえず大丈夫。

下げてやるとクランクプーリーが見えるのでやっとこさプーリーがはずせてタイベルもはずせます。

 

いよいよタイベルをはずします。タイベルのあとはヘッドボルトをゆるめヘッドをインテークごと降ろします。

 

ヘッドが取れて少々軽く、高さも低くなったのでエンジン本体も降ろしちゃいます。
エンジン内部はそんなにひどい状態じゃなかったです。

 

作業はこんな感じでやっています。素人っぽいですねえ。
右は空っぽのエンジンルーム。

このあとはアパートの庭での作業となります。
ヘッドを洗浄液にどぶ浸け。
オルタネータベアリング点検。
エアコンコンプレッサー内部目視点検。
バルブリップシール打ち変え。
バルブすりあわせ
ピストンリング交換

などです。


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