フィアット・パンダ修理日記
FIAT PANDA 4X4 i.e.
2006年7月27日
オーバーホール開始
うちの古いパンダをリセットするために春から部品をそろえておりました。
天気と、体調と、モチベーションがようやく整ったので作業を始めました。
今日はクラッチ交換のためのミッションおろしです。
先ずはジャッキアップ。うちのは四駆なので最初にアンダーガードをはずします。
前がボルト4カ所、後ろ側ナット4カ所はずせばボロッと落ちます。
次はエキパイをはずします。
エキマニ直後に触媒があるのですが、工具が入りません。いきなりスタック。ちゃんとばらせるのかなあ?
結局エキマニごとヘッドからはずしました。
エキマニにはO2センサ(ラムダセンサ)、触媒には排気温センサがついているのではずすときに注意です。
ヘッドのエグゾースト側はこんな感じ(右の写真)
エキパイの次は4駆のドライブシャフトをはずします。6mmのアーレンキーで6カ所。
その次はシフトのリンケージをはずします。オープンエンドのスパナを梃子代わりに使うとポロッと取れます。
取り付けはバイスグリップですね。
下回りからようやくはい出て、今度はフロントのセンターナット外しです。
カシメをゆるめて、インパクトでガンガンやります。マニュアルでは助手にブレーキを踏んでもらうとありましたが
インパクト使ったらあっという間に取れました。
はずれました。
まずキャリパーをはずします。
このパンダのはくさび形のヤツなのでくさびに付いているピンを抜いてくさびをハンマーで外側にたたき出せば
キャリパーは簡単にはずれます。
キャリパーホルダーはナックルのユニットに付いているのでショックと切り離さないとはずれません。
その前に下のボールジョイントをはずします。タイロッドエンドプーラーを使います。
ナックルユニットとショックアブソーバーを繋ぐボルトをはずすとキャリパーホルダーがはずせます。
その後、タイロッドエンドに繋がるバーをはずします。
ナックルとショックが切り離されるとハブからシャフトがはずせます。
ドライブシャフトを抜く前にミッションオイルを抜きます。
ドライブシャフトを左右はずします。
フライホイールカバーをはずします。
セルモーターの固定ボルト、ミッションケースの固定ボルトをゆるめます。
エンジン本体を何らかの方法で支えて、(ボクはエンジンルームにバーを渡してナイロンテープでエンジンを吊りました)
ミッションマウント上下二カ所をはずします。
クラッチワイヤー、バックランプの信号線ソケット、スピードメーターケーブルをはずす。
下からジャッキで支えて固定ボルトを外し、少しずつミッションをぬいていきます。
完全に抜けたらジャッキを降ろします。結構重いです。
クラッチケースの中をみてびっくりオイルがべっとり、シールが死んでいたのかなあ?
オイルのせいでクラッチが滑っていたんですね。
オイルシールを発注しました。
今日はここまで。