シトロエンBX日記
Citroën BX
2010年10月8日
シトロエンが来た
奈良の知人からエンジンの調子が悪いシトロエンBXをいただいた。
奈良からはるばるローダーに乗ってやってきた。
急な不調でこれ以上維持するパワーが無くなったらしく手放すことに。
エンジンはかかるのですがアイドリングでぶすぶすいって振動がひどい。
排気管からはガソリン臭い排ガス。
ハイドロのシトロエンはずっとあこがれでした。
生まれて初めて運転した車がなんとシトロエンGSだったんです。
まだ免許を取る前、教習所にも通っていないころ、近所の中古車屋にベージュのGSが64万円で売っていて
いいなあいいなあと眺めていたら乗ってみます?と営業マン
ナンバー付いていませんが、どうぞどうぞと鍵を持ってきてエンジンかけて、そこそこ広い中古車屋の敷地内を一回り。
車は2ペダルのスポルトマチックだったので免許のない僕にも簡単に運転できたのです。
これが僕の初めての自動車体験でした。
それからハイドロニューマチックという言葉は僕の頭から消えることはありませんでした。
それがどういう星回りか僕の所にやってきました。
さあこれからどのように料理しましょうか?
エンジンをかけてみるとばらばらとすごい振動。アクセルあおるととりあえずふけ上がるのですが
アイドリングの振動がひどい。
とにかく乗ってみよう。車庫証明の書類をもらいに逗子警察へ
エンストしそうにガタピシ言いながらなんとか警察署へ到着。
書類をもらって車に戻ると排気管からなにやら毛のようなものが
鳥でも入っているのかな?
家に帰ってよくよく見てみるとグラスウールでした。
ロングドライバーを挿してみると車検時の排ガス測定プローブも入らないくらいパンパンに詰まっています。
これでは排ガスが抜けずふけも悪く、O2センサもまともな数値をECUに送らなそうです。
とにかく引きずり出してみることに
使った工具は家に植わっている「笹」、枝がでている節がちょうどフックのようになってグラスウールを引っかけます。
そしたら出てくる出てくる。すごい量です。
エンドでなく中間の太鼓の中に入っていたグラスウールがエンドまで来ちゃって詰まっていたという感じ。
だいぶ出たと思い、エンジンをかけて吹かしてみると
あらららら
まだまだ出てくる、、、、、!
結局45リットルのゴミ袋一杯出てきました。
このあとエンジンの音は少々軽やかになりましたが、アイドリングではまだブルブル振動します。
基本どおりにまずプラグの点検。
2番気筒が発火しておらずびしょびしょ。
2番のケーブルに別のプラグをはめてエンジンかけてみると
パチパチパチパチ火花は飛ばず時々パチっと。
う〜んこれはハイテンションケーブルとプラグだなあ。