１５年前ぐらいに買ったスピーカーを久々に使ってみた所何だか低音が全然でなくて、
グリルをはずしてみると腐ったスポンジがボロボロ出てきました。
ユニットのスポンジ製のエッジがすべてボロボロになって無くなっていました。

貧乏な時代に（今でも貧乏ですが）オーディオに興味を持って初めて買ったスピーカーだったので、
捨ててしまうのも何だかもったいない気がしたのでエッジの交換に挑戦しました。

ユニットをエンクロージャーからはずしてボロボロになった古いスポンジのエッジを溶剤で奇麗にはがします。
奇麗にはがすとこんな感じになります。

この状態から型紙をとってカー用品店で売っているセーム革を切ります。僕は４分割して切りました。

切ったエッジをまずはフレーム側から接着します。
次に４分割して重なる部分を接着。
最後にコーン紙の裏にエッジを接着します。

使った接着剤はクリアボンドＧです。

ボンドがはみ出ないようにしっかりと接着するのがコツです。

どうです？写真で見る限りはけっこう奇麗でしょう？

セーム革のエッジはとても柔らかいのと、素人の手作業なのでどうしてもゆがみがでてしまうので
ベースブーストしたり大音量にしたりすると新品時より音が割れます。
それでも家で聞く通常の音量では問題なしです。

仕上がりはこんな感じです。
性能はともかくだめになったものが修理でまた生き返るのは気持ちのいいものです。

スピーカーは
ボストンアコースティック社製Ａ４０です。
最近はカーオーディオの方が有名になっちゃいましたね。

寝室や居間で小さなボリュームで聞く時とてもバランスの好いスピーカーです。
大音量は苦手ですが小音量でこんなに素敵な音のするスピーカーは少ないです。

修理代セーム革１４８０円
ボンド自宅在庫０円
なり