Life is Beautiful

ブリュッセル滞在記



モンタルチーノ遠景

7月10日 

 翌日はモンタルチーノへ移動です。ファットーリア・ディ・バルビというカンティーナにあるタベルナを予約して昼食を楽しんできました。僕が食べたのはブルネッロソース(当地の銘醸赤ワインで煮込んだ)のパスタ、同じくブルネロで煮込んだイノシシの肉を注文しました料理もワインもとてもおいしかったです。食後は旧市街へ、街の東にある城塞の中にもエノテカがあります。ここに並んでいるすべてのワインがブルネロなのです。この街に131のブルネロを作るカンティーナがあるのです。

 
昼ご飯なのにネグセ!

7月9日

 こちらに来てから一ヶ月がたちました。その間スイス・オーストリアへ添乗に行き、帰国後イタリアに視察出張に行ってまいりました。大好きなトスカーナの有名なワインの産地であるモンテプルチャーノとモンタルチーノをじっくりと見てきました。
 モンテプルチャーノではD.O.C.G.ワインである、ビーノ・ノビーレ・ディ・モンテプルチャーノというワインを造っています。フィレンツェよりアウトストラーダ一号線をローマに向かい、アレッツォの先で高速を下りて国道で30分ぐらいの所です。トスカーナ州の南の端でウンブリアとの境です。典型的なトスカーナの古い町らしく丘の上に街があります。市内には沢山のカンティーナ(ワイナリー)やエノテカ(ワイン販売店)があります。たいていのカンティーナは見学無料で、説明を聞いたあと試飲もできます。中には試飲が有料の所もありますが通常は無料です。

 

上はモンテプルチャーノの最高ワイナリー、ポリツィァーノのカンティーナ。
ピエンツァのチーズ屋さん、並んでいるのはみな有名なペコリーノチーズ(羊の乳から作る)です。



コングレス前の公園です

6月20日

 オリンピックの仕事が終わって5月末に就職しましたが東京勤務してたった2週間でベルギーのブリュッセルに長期出張(研修)を命ぜられ、急遽こちらに来ました。ようやく最初の一週間が終わり、このページを書くゆとりが出てきました。フランス語ができない自分がこんな所で働いていいのかという違和感に包まれた一週間でした。
 最初のお休みには前から気になっていた王立美術館を見学、4時間たっぷりと見てきました。大好きな中世絵画から始まって目玉のブリューゲル親子、ルーベンス、ボッシュなどから現代の美術まであっという間の4時間でした。アンソール、デルヴォー、マグリットなどいままであまり興味の無かったシュルレアリズムの作品も楽しめました。マグリットなどはつまらないイラストという程度に考えていたのですが本物をみたらなんだか思考の奥行きを求めてくるようなとても気になるものでした。
 夕方にはこちらに赴任している大村氏と2年ぶりの再会を果たしました。まさか彼の赴任先で会うことになるとは思いもよりませんでした。とても楽しい一時でした。


大村家にて


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