台北の下町、萬華(ワンホア)の安売りストアの片隅に、もってけ
とばかりにホコリかぶってうずたかく積まれた日式IVの山に我を
忘れた。
思えば10代の頃、観たくてもお金がなくて買えず、20代になっ
て買おうと思ったらプレミアがついてしまい、1本ウン万円もする
お宝ビデオが、遥か南西、台北の空の下で1枚約200円で買える
とは…、人生、生きてみるものである。
この頃のIVはバヴル期に制作された為、粗製濫造されているが名
作もかなりある。色モノだからと差別せずに、きちんとした映像表
現として再評価されるべきである。
※このVCDは出版の際に字幕などの編集が加えられている。 |